「障害者のための街づくり・まちづくり」

障害者の方も、健常者と同じように街を歩き回り、生活することができるようにすることが「障害者のための街づくり・まちづくり」の大切な目的です。

まず、身体障害者の方が自由に歩けるように、歩道に段差がなくなるように整備したり、車道と歩道を明確にすることが必要です。また、車いすで移動する人が、道路を渡る時に安全に渡れるように、信号機の場所や高さに配慮する必要があります。

視覚障害者の方には、ブラインドブロック(盲導路)を整備することが大切です。ブラインドブロックは、足元にある突起物で歩道の方向を教えるもので、視覚が不自由な人でも迷わず歩くことができます。また、視覚障害者が安心して交通を利用できるよう、音声案内のついたエレベーターやエスカレーター、点字案内板なども必要です。

聴覚障害者の方には、情報のアクセシビリティを確保することが大切です。例えば、駅の放送が聞こえない方は、電光掲示板やスマホアプリで情報を得ることができるようになっています。また、ショッピングセンターなどでも、店員さんに手話で対応してくれるサービスがあります。

以上のように、身体障害者視覚障害者、聴覚障害者それぞれの障害に合わせた配慮が必要です。障害者の方が、同じように社会生活を営むことができるように、街づくりには常に配慮が必要です。